癖毛と傷みで膨らむ癖毛


先日のお客様。

癖の強さのレベルは10段階中3〜4あたり、うねりの強さより細かい癖で全体に広がりやすい癖です。

更に前回、他店の縮毛矯正の際のいわゆる「ビビリ」が全体にかなり残っています。
薬剤とアイロンの選定、操作ミスによるものです。

広がりの原因は癖毛の要因もありますが、この施術ミスによるビビリも大きな原因です。
ここで写真の印象だと「薬剤も強め、尚且つアイロンもしっかり」との印象が強いと思いがちですが…

実は軟毛、柔らかい髪質で「アルカリ」に弱い毛質です。アルカリとは従来の縮毛矯正剤に配合されている薬剤です。
簡単言うと、キューティクルを開いて癖毛の原因であるよじれた結合をほどく役割をする物です。

全く悪いものではありません。しかし、使い方を間違えるとこの様な仕上がりに結び付くので慎重に使わねばなりません。

今回は酸性ストレートで対応します。
酸性ストレートとは聞き覚えがない方も多いかと思いますが肌のpHに近い=傷みにくい薬剤です。しかし、やり方を間違えると全く癖毛が伸びない弱点もあります。

新しく生えてきた健康な髪の毛と既に痛んでしまった部分を丁寧に塗り分けしていきアイロンも必要な分だけ入れていきます。
すると…
見違えるほどに美髪、艶髪に変身!

ダメージ自体が消えた訳ではありませんがビビリも改善して、全体の癖毛もしっかり伸びました。

こちらのスタイルはブローしてない状態です。

癖がお困りの方、出来るだけダメージをケアして縮毛矯正したいお客様。

是非ご相談下さい☆

縮毛矯正特化美容師日記

美容師には分かるが、お客様には分かりづらい事が多々あると思います。それを分かりやすく専門用語は出来るだけ使わずにお客様が理解できる言葉を選んで日々の施術を掲載していきます。

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